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2021年9月25日 (土)

聖書の言葉360

五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群衆に与えた。すべての人が食べて満腹した。 (マタイ14・19-20)

 洗礼者ヨハネがヘロデの命令で殺されました。イエスさまとお弟子さんたちも身の危険を感じ、人里離れた場所へと向かいました。すると人々はイエス様についてきたのです。その当時、ユダヤの人々は弾圧されていた(いじめられていた)ので、イエス様なら私たちを救ってくれる、助けてくれると考えたのでしょう。イエス様はついてきた人々を見てかわいそうになり、病人を治したり励ましの言葉をかけてあげました。
 そうこうしている間に夕方になりました。そろそろ夕飯の時間です。イエス様はお弟子さんたちに、「人々に食べ物を与えなさい」というのです。しかし、お弟子さんたちが持っているのは5つのパンと2匹の魚です。数えてみると5千人の人がいるではありませんか。どう考えても足りません。お弟子さんたちは困ってしまいます。しかし、最後にはこの5つのパンと2匹の魚で5千人のお腹はいっぱいになりました。とても信じられないですよね。
 さて、このお話が伝えたいことは一体何なのでしょう?イエス様を信じれば働かなくても空腹にならないということでしょうか。お祈りをしておけば勝手に食べ物が増えるから安心ということでしょうか。マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4つの福音書すべてに記されている、この「パンの奇跡」のお話についてよく考えてみましょう。(諸橋鷹広)

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