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2024年3月29日 (金)

聖書の言葉472

あの方は死者の中から復活された。(マタイ28・7)

 金曜日、十字架に磔にされて殺されたイエス様の体は墓に葬られました。日曜日の朝早く、2人のマリアが墓に急ぎました。驚いたことに、墓穴を塞いでいた大きな石を天使が転がし、その上に座りました。稲妻のように輝く天使が告げました。「イエス様は復活された。ガリラヤで待っている」。
私たちなら、死んだ人が生き返るなんて信じられないにちがいありません。天使なんて見たこともありません。しかし、2人は違いました。愛するイエス様が復活されたのです。こんなに嬉しいことがあるでしょうか。他の弟子たちに知らせなくては、と走り出しました。
 すると目の前にイエス様が立っているではありませんか。「おはよう」と挨拶してくださいました。イエス様が本当に復活されたのです。2人はイエス様の足にすがりつき、イエス様を礼拝しました。天使が語った通りでした。以前お話くださったことを、イエス様が改めて2人に告げられました。「ガリラヤでまた会おう」。
 ガリラヤは、イエス様と弟子たちの故郷です。みんなが初めて出会った場所です。「おはよう」との挨拶は「シャローム」、ヘブライ語で「平安」とか「平和」を意味します。イエス様を裏切って見捨てた弟子たちは、きっと心が平安ではなかったでしょう。悪いことをすると私たちは、どこか暗かったり、心が痛かったりするものです。イエス様が「シャローム」と声をかけてくださったから、少し、心が軽くなり、明るくなりました。復活されたイエス様の言葉に、今度こそ聞き従って、一から出直そうという気持ちになったにちがいありません。2人から伝えられたイエス様の言葉を信じて弟子たちは、ガリラヤで待っているイエス様のところに出発しました。(岸俊彦)

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